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代表取締役社長からFC岐阜に関わるみなさまへ

2015年1月30日

この度は、私事ではございますが、みなさまにご報告する事項がございます。

私、恩田聖敬は、昨年「アイス・バケツ・チャレンジ」で啓蒙活動が行なわれた、通称:ALSと呼ばれる、筋委縮性側策硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)を発症しています。

この、ALSは現在の医学では、効果的な治療法はない難病で、運が悪かったとしか表現しようがない病気と言われていますが、私の境遇は、決して運が悪いわけではないと感じております。

それは、全国に50余名しかいないJクラブの社長の一人として、お客様の喜ぶ姿や、「ありがとう」の声に接することが出来るこの職務は、私の天職だと感じているからです。

また、サッカーに対して門外漢であった私ですが、昨シーズンを通してスポーツの持つ可能性、そこに関わるみなさまの熱さに強く魅せられ何度も背中を押してもらえました。

さらに、FC岐阜の社長を務めさせていただいていることで、ふるさと「ぎふ」で、多くの人々に出会い、力強く支えていただいています。

そのおかげで、この病名を告げられても、パニックにならず、自分のやるべきことを見失わず、今まで通り前進しつづける気持ちを持ち職務に取り組んでおります。

このALSという病気は、身体は動かなくなるが、命までは取られない。感覚、知覚、意思、判断にも影響はなく、私は、『わたし』のままでいられる。ならば、今まで通り社長業を続けられる限りは続けて、「ぎふ」のために働きたい。

その想いを、星野鉃夫後援会長をはじめとする周りの方々も尊重してくれました。また、家族も私の意思を応援してくれています。

私の夢は、FC岐阜が岐阜県民にとってなくてはならないチームになることです。

2015シーズンも、私はスタジアムでみなさまのお出迎えをしますので、気軽にお声がけいただき、これまで以上の熱い声援をチームにいただければと思います。
ぜひ、みなさまも一緒に「ぎふを元気に!ぎふをひとつに!」を合言葉に、共に進み、共に戦い、ぎふがもっと元気になるように盛り上げていきましょう。

2015年1月30日
㈱岐阜フットボールクラブ
代表取締役社長 恩田聖敬

 

恩田社長からのASLについての報告は、私共にとっても衝撃でした。
あんなに元気なのに何故?なぜ?と思ったのは、知らされた全員の思いだったでしょう。元気が続く限り、体の許す限り仕事を続けてもらいたいと思っております。
私たちの出来る事は、恩田社長の夢である「FC岐阜が岐阜県民にとってなくてはならないチームになること」を実現するために協力する事です。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

FC岐阜後援会
会長 星野鉄夫

◆筋萎縮性側索硬化症とは
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。しかし、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけ、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚や知能、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。

(難病情報センターHPより抜粋)

◆アイス・バケツ・チャレンジとは
アイス・バケツ・チャレンジは、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、または寄付をする運動。昨年アメリカで始まり、日本を含めた世界中に広がり社会現象化した。各界の著名人や政治家・アスリートがこの活動に参加し、寄付金の増加やALSの認知度向上に貢献している。

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