6月25日(木)岐阜市にある長良医療センターで「第8回 FC岐阜・Wings交流会」が行われました。
「Wings」とは、1998年に長良医療センターの進行性筋ジストロフィーの患者さんたちを中心に結成された電動車椅子サッカーチームです。
FC岐阜がJリーグに昇格した2008年から年に1回交流会を開催しており、今年で8回目となります。今年はラモス監督と川口能活選手、髙地系治選手、難波宏明選手、阿部正紀選手が参加し、交流しました。



まずは、Wingsの選手たちによる電動車椅子デモンストレーション!自在に車椅子を操作する光景にラモス監督やFC岐阜の選手一同は感心しきりでした。


FC岐阜からは難波選手、阿部選手が実際に車椅子に乗車し体験しました。

両選手とも今回が初めての経験で、思うように操作することができず、方向転換に四苦八苦。


一方、Wingsの選手たちは、急転回や加速で巧みに操作し、華麗なドリブルを披露してくれました。

Wingsの選手からアドバイスをもらう難波選手。

選手たちも慣れてきたところで、難易度の高いドリブルにチャレンジ!普段の試合のドリブルと違って、思うようにボールをコントロールできません。


「チーム難波」「チーム阿部」でスラロームリレー対決を実施!

勝負の行方は最終ランナー難波選手、阿部選手の走行にかかってます!

わずかな差でしたが、阿部選手が難波選手を振り切り、先にゴール!

センタリングからのシュート練習も行いました。センタリングをあげるのは、難波選手です!

車椅子の前に付けたガードで直径33センチのボールを操り、正確なパスを出すのは容易ではありません。難波選手も大苦戦!

難波選手からのセンタリングにWingsの選手は見事に合わせて強烈なシュート!さすがですね!!

次はシュート役です。絶好なセンタリングに上手く反応し、ゴールを決めることができるでしょうか!?

「ゴ~ル!!」 大喜びの難波選手!

交流会の最後は毎年恒例のPK対決です。現在FC岐阜は昨年の引き分けをはさみ6連敗中です。なんとしても今年は勝利したいものです。
昨年交流会に参加し、電動車椅子でのPK対決の経験がある川口選手から、どのようにゴールを守るのかアドバイスを聞いたキーパー役の阿部選手。見事にコースを読み切り、セーブしました!

FC岐阜の勝利にはエースストライカー難波選手の活躍が必須でしたが、、、


惜しくもキーパーにセーブされてしまいました。

結果は3対1で今年もWingsの勝利でした!最後に、ラモス監督や選手への質問コーナーやプレゼント交換がありました。


Wingsは10月に開催される全国大会に出場する予定で、ラモス監督は「最後まであきらめずにプレーすれば、きっと結果につながる。熱い気持ちをもって、楽しんできてほしい」と激励しました。

Wingsの皆さん、本当にありがとうございました。全国大会優勝目指して、頑張ってください!

